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2007年5月22日 (火)

Daily K-Scale 0565

よみたいときに よめば よゐ

モザイク国家はどうなるのか。

 いわゆるWASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)なる言葉もあるくらいで、これまでアメリカは建国以来、ずっと白人社会でした。その一方で、メキシコや中米からの移民や欧州、アジアからのイミグラントを寛容に受け入れるなどした結果、人種の坩堝と譬えられるくらい、他民族の国家になっています。それでもやはりWASPが、かなりの利権を握っている(詳しくみるといろいろありますが、そのネタはいつか別の機会に)のに違いはありません。やはり白人の世界なのです。それを支えていたのは、白人がマジョリティーであるということ。

 その事態が変わろうとしています。アメリカでは近年、中南米諸国からのヒスパニック系やアジア系を中心に移民が急増して、早ければ今世紀半ばにも、彼ら移民がマイノリティーからマジョリティーになると推計されているのです。これは、アメリカ政府統計で判明したことなのですが、非白人人口が1億人を突破したというのです。アメリカの総人口が3億人と言いますから、非白人の比率は、3人に1人の割合となるのです。 

 昨年9800万人だった非白人人口でしたが、今や1億70万人に増加。そのうちヒスパニック系人口は4430万人、黒人は4020万人、アジア系1490万人と続きます。特にヒスパニック系は2005年から2006年の1年間で3.4%と、急速に伸びています。

 これまで、白人がマジョリティーだった社会では、移民系の大統領なんて考えようもありませんでした。しかし、これからの流れから考えると、黒人大統領も夢ではなくなってきているのです。黒人である民主党のオバマ上院議員やヒスパニック系のリチャードソン・ニューメキシコ州知事が来年秋の大統領選に出馬を表明しているのもこのような人口動態が影響しているといいます。

 いわゆる「アメリカン・ドリーム」と言いますが、人口構成の変化は、ますます「ドリーム」のスケールを大きくしてくれそうですね。少数派が多数派になるまでは、とりあえず「がんばれ!マイノリティー」とエールを贈りたいものです。

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